About

oliveについて


日本の伝統をあたらしく、おもしろく。

oliveでは、200年以上の歴史がある播州織を用いた商品を開発・販売しています。
また、創業150年の老舗の水引を使用し「播州織ハンカチのし袋」の開発など、日本の伝統を大切に考えています。
わたしたちは、播州織や水引や文化など、日本の伝統を取り入れたものをただ伝統としての価値をだすだけではなく、あたらしく(新鮮)、おもしろくしていくことを目指しています。

ハンカチのし袋

Handkerchief noshibukuro

播州織ハンカチのし袋

オリーブの成熟のように、
節目で贈る「のし袋」

オリーブオイルなどで知られる「オリーブ」は、成熟するたびに色が変わります。
多くは緑色から始まり黄色、赤色を経て黒色になるのですが、oliveでは、その色味を人の節目(一生)と重ねて考えました。

ハンカチで包む

ハンカチとして
再利用

ハンカチのし袋は、お祝いの役目が終わった後もハンカチとしてご使用いただけます。
oliveでは、美しく彩ったのし袋の役目が終わったからといって捨てるのはもったいないという考えから、ハンカチとして再利用できるハンカチのし袋にしました。

播州織ハンカチ

播州織

Banshuori

oliveでは、200年以上の伝統ある
播州織を使用しています。

播州織生地
播州の山

HYOGO,
Banshu

先染織物の播州織

播州織は、先に染められた糸を、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の織り方のみで柄を表現する「先染織物」と呼ばれる織物です。兵庫県の西脇市・多可町が主産地で、起源は1792年に京都の西陣織からその技術を持ち帰ったとされています。
播州織は海外にも多く輸出しており、最盛期は年間3億9000万平方メートルという桁外れの生産量を記録しています。
伝統産業の衰退により、播州織の規模も縮小していますが、先染綿織物産地として今なお日本最大級の規模を誇ります。

いい自然が
良質な織物を生む

先染織物は、糸を染色するのに川の水を使用します。
水の質はとても重要で、糸の色ーに大きく関わっています。
播州を流れる川は、染色に適した軟水で水質がいいため、多彩な色表現を生み出しており、豊かな自然が織物のクオリティーに直結しています。

播州の川

播州織の工程

播州織には大きく分けて4つの工程があります。
各工程には熟練のプロフェッショナルがいて、質の高い織物を生み出しています。
oliveはサイジングと織布の業務の経験があり、播州織に対する深い知識を有しています。

  • 糸の染色

    1. 糸の染色

    染色工場では、仕入れた糸を大きな釜に入れて、染料を浸し高温で熱して糸一本一本の芯まで染め上げます。
    染料の配合から熱す時間など、色の鮮やかさに関わる細やかな配慮が必要な工程となります。

  • 経糸の整経

    2. サイジング

    先染め織物は経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸の組み合わせによって柄を表現します。サイジングは、経糸の整糸・糊付けをする工程で、糊付けとは生地を織るときに糸を切れにくくするために経糸に糊を付けることです。

  • 織布

    3. 織布

    各織布工場によって得意な織物・作れるものは異ります。
    オリジナル生地を作る場合、織布工場自ら染色・サイジング・加工の手配を行います。

  • 播州織生地

    4. 加工

    播州産地では、織りあがった生地は加工場へ運びます。
    加工場では、サイジングで付いた糊を落とすのと、生地にあらゆる加工を施すことができます。加工により風合い、色味など、様々な変化を加えることができます。

水引

Mizuhiki

創業150余年、老舗の水引

播州織生地

NAGANO,
Iidashi

いい素材をつかう

oliveの、ハンカチのし袋で使用してる「水引」は、創業150余年の老舗水引店の水引を使用しています。水引はひとつひとつ手作りで、卓越した技を持つ匠が手掛けています。

歴史ある水引

長野県飯田市は江戸の頃から髷結(まげゆい)の必需品、元結の名産地でした。
元結問屋が当時、副業としていた水引が明治維新以降も受け継がれ、現在では全国シェア80%を占めるほどの大生産地となったのです。匠の染め上げた水引は艶も発色も美しく、熟練者が編み上げた水引細工は芸術の域に達します。